川上ハルエさんと行くみかん狩り体験。
2017.12.19
収穫体験ワークショップ開催いたしました。
「山にみかんがたくさん実ってるんやけど全部は取りきらんから来んね?」
あぐり店頭にお野菜を届けていただいている川上ハルエさんからそうお誘いいただいたのが一週間前。
せっかくならたくさんの人たちに収穫体験してもらえればと思い急遽告知させていただいた「無農薬みかん狩りワークショップ」もおかげ様で多くの方に参加いただき当日を迎えさせていただきました。
「今日は昨日より寒いけんあたたかくして行きましょ。」
防寒万全のハルエさんの号令を合図に糸島某所のみかん山へ。
あぐりを出発するAM10:00頃には雪がちらつきはじめていていましたが山へ着くとみかんの木や山に自生している
木々に囲まれていたためあたたかく、参加してくれた子どもたちも元気にはしゃいでいました。
刃先のカーブした収穫用のハサミを手に川上さんから上手な収穫の仕方を教えてもらってワークショップスタート。
枝の先についているものよりも中程に実っているものの方が甘い。
その情報を聞いてこぞってコンテナを台に高いところを収穫する子どもたち。
その様子を微笑ましく眺めているハルエさんがすごく印象的でした。
「子どもたちはきっと木に実ってるみかんを見るのは初めてやろうねえ。」
そういいながらハルエさんもみかんを食べつつブレイクタイム。
一時間もしないうちに袋いっぱいに収穫できました。
最後は計りにのせて計量。
一番多く採れた方で13kg収穫できた方も。
こうして山へ入るとただ楽しいだけではなく、脇道から蛇が出てくるかもしれない、ハサミを持ったまま走り回ると危ない、そういった楽しいのすぐ隣にある危険なことも学べるというのがとてもいいなと思っています。
もちろん、危険な場所に身を置かないよう最初から回避することもとても大切なのですが、
昔、木から落ちてけがをしてしまったこと、暗くなるまで山で遊んで帰りにすごく怖い思いをしたこと。
その瞬間に感じたことや経験した事はその後の人生でとても活きる出来事だった、と感じることも少なくはないのではないでしょうか。
糸島にはお野菜の知識が豊富な農家さんがたくさんいらっしゃいます。
またあたたかくなってきた頃に収穫体験ワークショプを開催できればと準備をしていますので
お気軽に参加ください。
食の生まれる物語を一緒に楽しんでいただければ幸いです。
文 : 山口達也