糸島のボールペン画作家 浦川洸一郎さん。
2017.12.28
ボールペン画で旅する作家さん。
あたたかい日の中に肌寒い日が増えはじめてしばらくしたころ、伊都安蔵里の店頭に足を運んでいただいたのは
ボールペンを使った作品を描かれている糸島在住の作家 浦川洸一郎さん。
2017年11月16日からはじまり12月21日に最終日を迎えた「COFFEE ZOO tour」という
絵の展示が福岡のカフェを旅する企画のフライヤーを手に尋ねていただきました。
天神のConnect Coffeeさんでの初日を皮切りにMOMENT COFFEEさん(舞鶴)、LULU coffee&cake standさん(薬院)と福岡市内での展示を経て作品は一同糸島のとびばこ珈琲さんへ。
そして先日同じく糸島のTAISHO COFFEE ROASTERさんで最終日を迎えられました。
僕も旅の終着地 TAISHO COFFEEさんでの展示におじゃましてその様子を撮影させていただきました。
ペン画をはじめたきっかけ。
浦川さん :
「落書きで描いていたものの延長で絵をすこしずつ頼まれるようになり独学で作品を描くようになりました。
その頃からずっとボールペンを愛用しています。
出来た物を見た人が思わず2度見してしまうようなもの、近づいてみたり、遠くからみたりして、なんだこれ?と思ってもらえるようなものを描きたい思っています。
また、描いた所から広がる空間を意識するようにしています。」
伊都安蔵里のイベントでも出店いただき、その場で似顔絵を描いていただいたこともありました。
親子の似顔絵を描かれている時にお子さんとにこにこお話をされながらペンを走らせていらっしゃった光景が
とても印象に残っています。
これからのこと。
浦川さん :
「本の挿絵や表紙などを任されるような仕事をしたいです。
また絵本を描いてみたいなとも思っていて、トーベ・ヤンソンの様な線の表現ができればと。
時期未定ですが、2018年は福岡市でまた展示を致しますし、東京での展示会に参加も予定しています。
これから描くものを楽しみにしていただければと思います。」
以前店頭にいらっしゃった際、お店のコースターへあぐりの旧表玄関の絵を描いていただいたのですが、
店頭でご覧になったお客様も繊細な線と、その中にしっかり描かれた静かな佇まいに息をのまれて白黒の世界に
引き込まれていました。
2017年も間もなく終わりを迎えます。
今回のツアーで販売されていた浦川さんのカレンダーを眺めながら新年を迎えてみるのも素敵だなあと思いつつ
今年最後のブログを書かせていただきました。
また来年も何卒よろしくお願いいたします。
【浦川洸一郎】
文 : 山口達也