白糸酒造のハネ木まつり
2017.04.05
白糸酒造代表 田中信彦さんに聞く蔵開き" ハネ木まつりの楽しみ方 "
伊都安蔵里から車で1分の場所で日本酒を作られている白糸酒造さん。
2月の蔵開きに続いて4月8、9日(土日)もハネ木祭りを開催されます。
行った事はないけれど田中六五という日本酒の名前を聞いたことある方は
多いのではないでしょうか。
以前群馬で足を運んだ際に立ち寄った日本食屋さんで糸島から来た旨を
お伝えした所、この田中六五を出していただき驚いたことがありました。
今回の開催に向けて白糸酒造代表の田中信彦さんに直接お話を伺う事が出来ました。
ハネ木まつりの由来
糸島の蔵開きの代名詞でもある『ハネ木まつり』。
お話によるとこの蔵開きは今から40年ほど前に始まったのだそう。
始まった当初は30〜40名のお客様が来場される規模で映写会なども合わせて
開催されていたそうです。
時を経て今では毎回5000名以上のお客様で賑わう蔵開きにまで広がり、2月の
開催時も多くの方で賑わっていました。
蔵の正面入り口に飾りつけてある緑色の大きな球体は " 杉玉 " と呼ばれていて
新酒出来たという事を知らせる目印の役目を持っていて、一年かけて緑から黄金色
へと変化していく過程も楽しむ事が出来ます。
" ハネ木 " の意味
そもそもハネ木まつりの『ハネ木』という名前の意味は何か、ご存知の方は
以外と多くはないのではないでしょうか。
これは樫の木で作られた器具に石を結びつけた大型の道具の事で、お酒を作る
過程で使用されるもの。
この搾り方の事を『ハネ木搾り』と呼び、昔はこの手法が一般的だったそうです。
現在では機械化が進みこの技法が残っている酒蔵はほとんどなく、白糸酒造さん
では代々伝わるこの大変貴重な方法を残して現在も酒造りをされているのです。
蔵開き当日は蔵人さんによる説明もあるので是非酔いが回る前に耳を傾けられて
みてはいかがでしょうか。
そんな歴史深い白糸酒造さんの蔵開きも今週の土日(4月8、9日)に開催となります。
当日はおちょこ購入者への振る舞い酒、地元糸島のお惣菜屋さんやコーヒー店、など
出店も多数予定されていますので、週末のちょっとした小旅行に糸島まで足を伸ばされ
てみてはいかがでしょうか。
白糸酒造 web site : http://shiraito.com/